私は壁から絵をはずして床に置いた。黄色い壁紙に、ドアの輪郭を描いた。フルサイズだ。7フィートかける3.5フィートある。
「いいかグラハム、これに4つのノブを付ける。それらを結ぶ線は十字になる。それぞれのノブはドアの内部に仕込まれた機構につながっていて、蝶番は4組ある。ドアの4辺にひとつずつ付いているが、ドアにだけ固定されている。ドア枠に固定されていない。このドアノブを使うと、ドアを好きな方向へ開けることができるのだ。右からでも左からでも、下からでも上からでも。ノブを回すと、ドアからドア枠にネジがねじ込まれる。窓の近くのドアを、朝日や夕日を遮らずに開けることができる。ドアを上に開けて家具を出し入れすることができるから、ドアを擦ってペンキを剥がしてしまうこともない。空が見たければ、上を少しだけ開けることもできるのだよ」
私は壁に、このドアのいろいろな開き方を、小さな図にして、ペン先のフェルトがボロボロになるまで描いていった。「これはキミへの贈り物だ。ドアだよ。本物でないのが残念だがね。でも考えてごらん。みんながこのドアを通るときに、どう通ろうかと楽しみができる。いろいろなパターンができるだろうね。家族によって癖があったりしてね」
MAKE: Japan : ドアについて考える (via tra249)
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